揚州
楚州
泗川漣水県
海州東海県
密州諸城県
登州牟平県
海陽県
文登県
蘇州
明州
越州など
この居留地を列挙した理由は、韓国における研究の未熟さを嘆きたいからである。
つまり、新羅時代の清海鎮を根城とした張宝高の巨大さを誇張するために、上記の唐代新羅人居留地ずべてが張宝高の支配ネットワークにあったという。まったく史実を無視した想像に過ぎない。唐代から早くも朝鮮人ビジネスマンが中国の交易港湾都市とを結び、海商として東シナ海を自由に往来していたと主張したいと願っている。
ただし泗川漣水県と清海鎮の張宝高との間の関係を否定するつもりはない。杜牧の「張宝皐・鄭年伝」(『樊川文集』巻6)を知るからである。