2018年1月20日土曜日

円仁の太宰府滞在

円仁の博多出発記事

『入唐求法巡礼行記』巻一
承和五年(八三八)六月十三日、午の時、第一・第四両舶遣唐使は舶に駕る。順風が無く、停宿すること三箇日。
十七日、夜半、嵐風を得、帆を上げ、櫨を揺かして行く。巳の時、志賀島の東海に到る。信風が無いために五箇日のあいだ志賀島に停宿した。
二十二日、卯の時、艮風を得て進発できた。さらに澳(寄港地)を求めず、夜をついて暗みを行く。
二十三日、巳の時、有救島(五島の宇久島)に到る。

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