両国国技館の土俵の土は、川越産の『本荒木田土』。
もともと東京都荒川区荒木田原(現:東京都荒 川区町屋)で採取された土壌を利用していたからである。今は廃校になったけれども、荒川区立眞土小学校(「日暮里町大字谷中元字真土」、現在の「真土小思い出広場」三河島駅前)にそのゆかりだろう
Yahooニュースによると、この土は年に6回開催される大相撲本場所(東京・大阪・名古屋・福岡)の土俵に使われ、土の運搬の量は、多い所では総重量35トン、袋に詰めること何と43袋にもなるそうだ。「大相撲本場所の土俵に使われる『本荒木田土』は、実は川越にある初野建材工業という会社が土の採取から管理、運搬まで手掛けているんです!」(【川越市】大相撲の土俵は、実は川越産の土! テレビでも紹介された川越産の『本荒木田土』とは?(川越散策) - エキスパート - Yahoo!ニュース)
閑話休題
さて、この「荒木田」は確かに木や雑草が繫茂した田と解されがちである。しかし「荒+木+田」の3語が同時に連立するのは意味システムからして奇妙である。
そこでの愚案は、従来「荒い」の「Ara」に目を奪われて、「荒い+木+田」としてきたが、それでは「荒い木」の意味分析に苦しむ。もしくは「荒木の田」とも解され来た。
卑説を述べるならば、「Ara+ Ki+ Ta」と分解できることから連想して、「安羅*き*田」と分析したい。そして、
①Ara=安羅
②Ki= 城(キ)
③Ta=田
に解する。この安羅とは、562年に新羅に滅ぼされた加耶諸国の一つである。現在の韓国・慶尚南道咸安郡付近。
つまり主に安羅国にルーツを持つ朝鮮半島系渡来人の定着地の一つとしてこの荒木田を想定するのが、我が仮説である。