2019年3月3日日曜日

小田幾五郎の墓誌

少し前に、対馬を再訪した。海岸寺に行き、小田幾五郎の墓前に詣でた。我が敬愛する対馬藩朝鮮語通詞の小田幾五郎研究に着手してから、すでに30年余り。
遅々として研究は進展しないが、それでも昨年、彼の肉筆で書き記されたハングル書簡を手にして、岸田文隆先生との共編『朝鮮通信使易地聘礼交渉の舞台裏─対馬宗家文庫ハングル書簡から読み解く (九州大学韓国研究センター叢書)』を上梓したのは、せめてもの喜びである。小田幾五郎の親戚筋に当たる故大浦望人司氏への恩返しの一部である。

なお、大浦家の墓域に関しては、山口加代氏の紹介がある。

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