学問の面白さは、仮説の立て方にある。
*東大寺大仏開眼会と仏教伝来二百年」『美術史研究』9 昭和47年3月刊
を一読するとよくわかる。吉村氏の発想は、大仏がまだ完成していないのに、天平勝宝4年(752)に開眼をすることにこだわったのは、なぜか、という点である。吉村氏によると、聖武天皇は仏教伝来200年を強く意識し、その年の開眼供養を挙行したいと願ったという。
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