2023年12月18日月曜日

唐通事の分類

 

以下は、和 田 正 彦氏の高著「長 崎 唐 通 事 中 の 異 国 通 事 に つ い て ―東 京 通 事 を 中 心 と し て」に依拠した。

『 訳司統譜 』に よると,狭 義 の唐通事す なわち唐 通事役唐方 には,

①大 通事 〔慶 長9年 創設,寛 永18年(1641)以 後定数4人 〕 と小 通事 〔寛永17年(1640)創 設,寛 文12年(1672)以 後定 数5人 〕

②お よび主 にそ の子 弟が任ぜ られた 稽古 通事 〔承応2 年(1653)創 設,定 数不定〕 を中心 に,

③古 参唐 通事の処 遇 のため に設 け られた唐通事 頭取 〔天明2年(1782)創 設以来 安政5年(1858)ま で断続的 に1・2名 〕,

④唐 通事 諸 立合 〔元文元 年(1736)創 設 以来 幕末 まで断 続的に1・2名 〕

⑤御 用通事 〔享保10 年(1725)創 設,宝 暦元年(1751)廃 止,定 数1人,定 数外 の大通 事を兼 役〕,

⑥風 説 定 役 〔元禄12年(1699)創 設,寛 延2年(1749)廃 止,定 数1人 〕

⑦直 組立合通事 〔享 保12年(1727)創 設,定 数1人,大 通事 ・目付 を兼 役〕,

⑧唐 通事 目付 〔元禄8年(1695) 創設,大 ・小通事 より1名 宛,広 義 の唐 通事 の目付〕 な どの上部機構 と,

時 代 が降る に従 って増加す る唐 通事 の子弟 らを しか るべ き役儀につけ るため に設 け られ た

⑨小通事 並 〔元文4年(1739)創 設,創 設時2人,後 に10数 人〕,

⑩小 通事末席 〔享 保3年(1718) 創設,創 設 時2人,嘉 永期(1848-54)に は20数 名〕

⑪稽 古通 事見習 〔元 禄12年(1699) 創設,創 設時1人,元 文;期(1736-41)に は13名 〕な どの下部機構 とがあ る。」【24頁、_pdf (archive.org)

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