*長柄の宮に 真木柱 太高敷きて
前期難波宮の遺構は南北に延びる複廊が左右対称に配置されている。北の内裏と南の朝堂院とで宮殿内部は二分されており、中軸線上に南門と正殿が並ぶ。南の朱雀門(宮殿門・外門)を入ると、朝堂院に至る。その規模は、東西233・4メートル、南北263.2メートル。前期難波宮の特徴の一つとして、八角殿院がある。7間×2間(32.メートル×12.3メートル)の内裏南門の東西に建築された。この用途は不明である。
内裏地域には、内裏前殿と内裏後殿があり、その内裏前殿は9間×5間(36.6メートル×19.0メートル)の掘立柱建物。その掘立柱跡は直径73センチメートルであり、その太さこそが「真木柱
太高敷きて」である。
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