2025年3月20日木曜日

藤原京出土の「九九」の早見表

 

(1)『読売新聞』2024年9月5日版によると、奈良県橿原市の藤原京(694~710年)跡で出土した木簡が、九九の早見表だったことが奈良文化財研究所の調査でわかった」という。

 木簡(チ、幅1・2センチ)は2001年、門の護衛をつかさどる役所「 衛門府えもんふ 」の推定地付近で出土した。」

九九を5行ずつ並べて段組みにした早見表とみられ、1段目は「9×9=81」から、頭の数を1ずつ減らしながら左方向に「5×9=45」まで記したと推定される。2段目は「4×9=36」で始めている。「1×1=1」まであったとすれば、全体で8段、縦32・6センチになる。

 右から左へ書き進める九九の早見表は、紀元前3世紀~後2世紀の古代中国の木簡に見られ、規範的な書式と考えられている。日本では九九の木簡は平城京跡(8世紀、奈良市)などで約80点、うち早見表は約10点出土している。縦16・2セン

日本最古級の「九九早見表」、藤原京跡で木簡出土…出勤の管理や租税の徴収など役所で使用か : 読売新聞

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