平藤喜久子先生(國學院大學)は未見の研究者である。
平藤先生の国学院国際ワークショップ総括報告を拝読して、今さらながら国学院に対する認識を一新した。このブログを執筆する理由はここにある。
何と古い世代かと呆れられるかもしれないが、私が知る国学院は、國學院大學の母体である「皇典講究所」のままであったようだ。しかも神職養成部(神職教習科・神職講習科・祭式講習科)を併設して、全国の神社宮司後継者の養成所だと。
今の人には、誰一人として記憶にないだろうが、
①三矢重松
②武田祐吉
③折口信夫
④石川岩吉
⑤河野省三
⑥西田長男
⑦大場磐男
⑧宮地直一
⑨石上堅
⑩岩橋 小弥太
⑪臼田甚五郎
⑫野村純一
⑬福田晃
⑭松前健
⑮鎌田純一
⑯小林達雄
⑰鈴木靖民
などなど多士済々である。
だからこそ、平藤先生の報告を一読して、驚く。そのグローバル thinkingに。
確かに國學院大學がその名の通り「国の学」(国学)に拘っていたならば、学問のダイナミックな発展は期待できない。越境する学問、つまりボーダレスな学問の地平の上で、世界に通用し、世界レベルに到達する「日本学」(国学ではない)でありたいと宣言している。
その宣言文として、この平藤先生の文章を拝見した。
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