2023年9月28日木曜日

長曽我部元親が朝鮮より連れ帰った医者金徳とその門人の子孫粉川氏のこと。

 目録詳細 / 森本筆記 (adeac.jp)


函番号(資料番号)149-38
旧書名森本筆記
数量1
単位
書名森本筆記
書名ヨミモリモトヒッキ
書名の備考書名は左肩書外題による(本文と別筆)。内題なし。
版写
書型
原装・改装原装
丁数18
寸法24.7/18.1
編著者森本甎里(参)
編著者ヨミモリモトセンリ
成立序跋等なし。巻頭条に「明和ノ初先人其村ノ検地ト云コトニテ…」の「先人」について、頭注「森本幸丞名正勝字香允号竹山」とあり、著者は高知藩士森本幸丞の嗣子、森本甎里(参)か。書中に「土左ニカヽル古歌アマタ有トイヘトモ旅中ニテ暗記セス」とあり、他国滞在中に成ったらしい。
成立推定幕末写
刷り書写の態様転写本。
内容土佐の地誌や歴史、伝説に関する諸事を箇条書にした雑記随筆。漢字カナ交じり。所々に頭書補注あり。全40条。内容の一部、土佐郡秦泉寺村にある伝・天智天皇陵とその伝説。土御門院が土左遷幸中に詠んだ和歌に見える地名について(中山、鏡野、ナラシ川)。高岡郡出見浦千光寺境内にある伝・花山院陵とその伝説。香美郡大忍を『和名抄』で「於保左比」とするのは「於保左止」の誤り。吾川郡横浜の海中にある玉島と神功皇后の伝説。足利義教将軍に賞せられた津野孫二郎之高の詩歌。土左平家の子孫。土佐で没した飛鳥井雅量のこと。長曽我部元親が朝鮮より連れ帰った医者金徳とその門人の子孫粉川氏のこと。土佐府中の旧地と「貫之月見ノ松」。巻頭条の冒頭部「土左国土左郡秦泉寺村ニ日ノ岡ト云処アリ天智天皇ノ陵トテ小石ヲ積上タル者アリ…」。最終条の冒頭部「元弘日記ニ延元三年花園宮ノ御舟土佐ニ漂着ス高氏ニ味方セシ堅田小三郎…」。
旧蔵印識語印記「阿波国文庫」(朱子持枠長方印、徳島藩蜂須賀家)・「松平家蔵書印」(朱飾枠方印)。表紙右下に朱書小附箋「十四年九月廿二日」。
備考渋横刷毛目表紙。半丁10行。○森本甎里は高知藩士・漢学者。名参。字孝謹。通称藤蔵。別号長春舎・杏園・十三園主人。高知藩士森本幸丞の男。土佐布師田村(現・高知市布師田)の人。天明3年家督を継ぎ、御免方先遣。寛政元年学才を認められ教授方下役となる。享和元年江戸上方御仕送銀宰領、文化3年御証文蔵御番司書・京都大通院御番、同6年当分勘定人加役等を歴任する。天保4年正月11日没91歳。著述『送〓{舟偏・周}録』(1冊、成:文化10年、類:漂流記、写:国会)。
所蔵機関西尾市岩瀬文庫
資料種別地理 日本地誌
大分類和書
和分類地理 日本地誌 地方誌 南海道
言語日本語
原本の所在・史料群西尾市岩瀬文庫

0 件のコメント:

コメントを投稿