2018年4月15日日曜日

大正14年4月21日の来福丸事件を忘れるな!!


大正13年の日米関係を思い浮かべると、その当時の米国のアジア人排撃論(黄禍論)は最高潮にあった。端的に言えば、日本人移民入国禁止令の実施である。トランプ大統領のイスラム教徒排撃論の約100年前であった。
 大正14421日のカナダで発生した来福丸沈没事件も思い出してもよいだろう。難破のモールス信号を知り、救援に向かった英国船ホメリックは38名の日本人乗組員を救助することもなく、立ち去った。その現場がいかなる自然条件下にあったかは不明であり、救助不可能であったとしても、それはやむをえない。問題は、英国船ホメリック号の船長が乗客に説明した言葉である、「白人は誰一人として、来福丸に存在しない」、と。

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