2025年1月12日日曜日

「守部考](木簡庫に収録された卓見)

 

下記の木簡庫の記事は秀抜。素晴らしき学識の持ち主の卓見。


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■添付画像

調査主体が奈良文化財研究所(奈良国立文化財研究所含む)であれば、どなたでも複製、公衆送信、翻訳・変形等の翻案等、自由に利用できます。
商用利用も可能です。申請不要です。詳細は利用条件をご確認ください。
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■詳細

URLhttps://mokkanko.nabunken.go.jp/ja/6ABRED57000101
木簡番号11524
本文・□□〔埼ヵ〕郡三江里守部・□白米五斗
寸法(mm)(126)
24
厚さ5
型式番号039
出典但馬集成51頁-(440),平城宮7-11524(木研25-9頁-(8)・城37-8上(1))
文字説明 
形状上欠(折れ)、下端削りで切り込みの先端を欠く。左右両辺丸く面取り状に削り。
樹種サワラ△
木取り板目
遺跡名平城宮第一次大極殿院地区西楼
所在地奈良県奈良市佐紀町
調査主体奈良文化財研究所平城宮跡発掘調査部
発掘次数337
遺構番号SB18500柱抜取穴ハ6
地区名6ABRED57
内容分類荷札
国郡郷里(但馬国城埼郡三江郷但馬国城埼郡三江里〉)
人名守部
和暦 
西暦 
木簡説明上端折れ、下端・左右両辺削り。サワラ*・板目。城崎郡からの白米の荷札。「□埼郡三江里」は、『和名抄』の城崎郡三江郷にあたる。守氏は、景行天皇皇子大碓命の後裔氏族の一つ。守部は守公氏の部民とされる。『新撰姓氏録』左京皇別下・河内国皇別に守公、河内国神別に守部連がみえる。美濃国に多く分布する。本木簡の「守部」のほか、但馬国にはみえない。平城宮跡第一次大極殿院西楼(第337次調査)SB18500 柱抜取穴ハ六出土(以上、但馬集成より)。 上端折れ、下端は削りで切り込みの先端を欠く、左右両辺丸く面取り状に削り。「三江里」は、『和名抄』の但馬国城埼(﨑)郡三江郷にあたるか。

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