函番号(資料番号) | |
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書名 | |
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書名ヨミ | |
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書名の備考 | |
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版写 | |
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存欠 | |
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原装・改装 | |
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丁数 | |
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寸法 | |
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編著者 | |
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編著者ヨミ | |
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成立 | 序跋等なし。書中所々に付記「諸君珍書を見るを好といへとも一看過ぬれは捨て不返是世の流弊なり此書しかる事なく速にかゑし玉ん事希」(本文同筆、文言に小異あり)。1冊「大坂三郷…」の末に書写識語「安永九年子夏写之と有/今天保十二丑年夏写之 和田氏蔵」。3冊聚楽行幸記録の末に書写識語「天保十一子年秋/和田守有謹写」。書写数筆あり。順次書かれたものではなく、後年の増補改編あり。 |
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成立推定 | |
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刷り書写の態様 | |
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内容 | 雑記随筆。各冊の内容の一部、①赤穂事件記録(詳細)。佐野善左衛門一件記録(田沼刃傷事件)。「大坂三郷御執立承伝録」(草創期の大坂の諸制度沿革と寛永11年釣鐘銘文・注釈)。天保9~10年天満堀川通水御普請記録。②宝暦年間~慶応4年の大坂御用金記録(献金者一覧等)。明治11年起業公債記録。③太閤及び大坂城に関する雑記録集。④「難波軍記」(佐々木向陽『竹山逸史』巻11・12)。⑤「漂流記」(池田藍水『船長日記』)。⑥見返題「権効秘訣 壱」、大坂の歴史雑記。近世前期の借用証文・寺請証文等古文書の写し。天王寺悲田院長吏由緒。御堂前敵討記録。雁金文七一件記録。勧進相撲。正徳5年崇禅寺馬場返り討。享保2年高麗橋妻敵討。享保9年大火。元文3年北新地五人切。延享3年讃岐の五兵衛火罪。延享3年難波橋妻敵討。延享3年日本左衛門。侠客根津四郎右衛門と俳人淡々。明和元年唐人殺し。⑦見返題「権効秘訣 弐」。安永7年岸本土佐守家来妻敵討。安永8年鰒御触。安永9年長柄の十右衛門脱獄。相撲五人掛り。寛政3年10月・翌4年5月大火。享和2年6~7月大雨洪水。享和3年盗賊庄九郎。文化6年漂流。文化12年天魔に拉致された男。文政12年道頓堀長吏小頭吉五郎等獄門。⑧見返題「権効秘訣 三」。文政・天保年間の事件。天保2年主殺し。天保6年仙石騒動。天保7年竹嶋(欝陵嶋)に渡海し死罪となった寺社奉行預りの事件。⑨天明4年佐野善左衛門一件。「明君白川公御夜話」抜書。⑩(題簽の巻数「九」、以下1宛ずれる)「薩摩風土記」。「播州高砂船頭徳兵衛渡天記」(天竺徳兵衛)。「天保四巳年河州日下村正法寺住僧角文女犯之罪によつて種ケ島へ流罪其翌年申越候書面之写し」(種子島の風俗)。「元文五申年西横堀吉野屋町辰巳屋久右衛門方変事」(豪富の炭問屋の相続をめぐる事件)。「紀矢部公断疑獄事」(漢文)等、矢部駿河守定謙事績。弘化3年大坂町奉行与力阿部幾之助一件。「古今米価録」。⑪享保9年・寛政4年大坂大火。鉄眼禅師書簡。嘉永4年江戸で藝者を奧女中に仕立て向島に遊覧した事件。「朝鮮物語」。文化5年土御門・吉田両家へ吉凶判断等禁止の申渡書。⑫朝鮮・琉球関係。天保14年大川町肥前屋八郎兵衛後家密通事件。⑬文政12年切支丹事件(京都八坂上町豊田みつき)。大塩一件。寛政年間新町遊女直江上書(遊女町華美禁止令が御触直しになる)。⑭「隠逸物語」等諸書抜書。⑮天明8年京大火。宝永4年大坂大地震。「北山寿安風吹不動之事」。「始末相続講」。⑯平貞丈「菅像弁」。入江石亭「古画論」。英一蝶資料。古筆展観控。⑰「盛衰年表」抜書。⑱嘉永6年清朝兵乱。「住吉おどりの歌」(長町暁月山西方寺の願人坊主)。⑲茶会関係(筆跡類模写あり)。嘉永5年銅版一枚刷「〈京北野天満宮〉万灯之図」(9.4/12.8)貼付。⑳嘉永7年変事。4月6日「京大火略図」一枚刷綴込。6月14日畿内大地震一枚刷3種綴込。21:古筆跡類模写。22:大火・地震関係。上田秋成和文「水夜里花」(享和2年6月晦日大雨)。町尻兼量・伴蒿蹊・龍公美の天明大火歌文。23:嘉永7年イキリス船・ヲロシヤ船渡来。大坂安治川河口固図銅版一枚刷・「ヲロシヤ国船之略図」大判一枚刷・「〈諸国大阪〉大地震大つなみ末代噺」一枚刷綴込。24:耳鳥斎絵本「かつらかさね」模写。嘉永7~安政3年茶会・道具入札関係。大坂より京都への近道。25:蜀山人詩歌。謡曲作者。里村紹巴「豊臣秀吉公江奉る書」(連歌論)。26:異国船・海防関係。27:安政2年江戸大地震関係(詳細)。一枚刷綴込。地震に関する尾張屋惣右衛門・古筆了仲(桜井屋山田八郎兵衛宛)・鈴木龍左衛門(和田長兵衛・平惣助宛)・江戸日本橋一丁目須原屋茂兵衛店(須原屋弥七名、平野屋惣助宛)書簡の写し。28・29:安政2年新内裏造営関係。「御遷幸略図」一枚刷綴込。30:赤穂浪士関係資料集。31:「大坂往古之事」。平家落人。享和元年四天王寺火事。32:安政3年3月福嶋野田村社開帳(下河辺長流歌文の写し)。安政3~4年世事。安政3年8月25日夜江戸大風高浪(山田八郎兵衛・和田長兵衛宛古筆了仲書簡の写し)。天明4年2月15日城代に招請の際に大坂の豪商が差し出した道具付。安政4年9月堂上方不行跡御咎(柳原左大弁宰相も閉門)。33:安政3年蝦夷地関係。安政5年長崎在留唐人願書。安政5年ころり関係。「人間一生入用勘定之積」(生涯費用計算)。「しら梅や北野の茶屋に角力取 蕪村」(神楽を描いた画賛の写し)。「開明節用集」。34:「明治太平記抜書」等維新の世事。35:橘南渓著『白烏雑談』抜書。「林先生茗話之内抜書」(久離・狂人作法・憤怒)。安政5~万延元年茶会記。蕪村「書画戯之記」模写。文政2年大田南畝宛重岡真兵衛書簡の写し。品川浦で鯨突留一件。三好正慶尼(奴の小万)「蒹葭堂主人之死を悼みて贈る文」。春日社に狩野守信・尚信が奉納した石灯籠の図。料理の伝書(阿州菓子師之伝)。※以下次カードに続く。 |
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備考 | 原装表紙、1~9冊:柿色、菊花二重亀甲繋(型押)、10~18・47・55~57・62冊:柳色、丸錦(型押)、19~46・49~54・58~61・63~79冊:渋(ないし丁子)横刷毛目、48冊:水色、渋横霞刷毛目、布目(型押)、80~83冊:渋横斜格子刷毛目。19冊以下は大本(25.3/18.0)。料紙薄様。32冊目阿所表紙裏に表紙屋(か)の覚書あり、四つ目綴の表紙の略図に「(縦)全尺八寸五歩/(横)七寸/(本の右下隅に)角切青/白糸/(題簽巾)一寸/(題簽長)五寸八部/(題簽下に)白砂子ふり/(本の左に)表紙裏みの紙四枚添 廿五日はや++頼よし」の注記あり(同冊の寸法は縦25.6糎、横18.1糎、題簽巾3.1糎、題簽長17.7糎、白糸綴、緑色角切)。7冊目末に別筆附記「尼清(同冊後半冒頭尼崎屋清兵衛の記事)已下は古伊助子の筆なれはいとゝあはれに覚えて/かりそめに書なかしたる水くきの跡を見るにも袖そぬれけり/于時慶応四辰年五月廿八日稲卿(2字難読)誌之」。○筆者和田長兵衛は大坂天満辺(鳴尾町か)の富裕な町人らしい。通称綿屋長兵衛。名、守有か。別号、了古・乾庵・了悦。茶事と古筆を好む。明治20年4月以後間もない頃に没したか。『諸書物目録』(101-186)参照。 |
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資料所蔵機関の名称 | |
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資料種別 | |
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資料種別詳細 | |
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大分類 | |
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和分類1 | |
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和分類2 | |
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