内容 | 薩摩及び琉球の風俗を他国者の視点より描いた地誌。漢字かな交じり。丁寧な彩色絵図多数。別本2冊本『薩摩風土記』(12-イ49)の上冊にほぼ相当する。主な内容、地勢、年中風俗、食と酒、人気、祭礼、鹿児島城下略地図、他国者の取扱、男女風俗、琉球との交易、「琉球の記」(琉球支配の略史、産物、風俗、商習慣、盆祭り、歌謡等)、鹿児島周辺の名所旧跡、薩摩で出会った江戸木挽町宗五郎夫婦娘小松の話(11歳の盲目の少女で三味線と須磨琴の名手)、方言、秀頼の生存伝説、「伊集院のつほ屋之記」(朝鮮人子孫の陶工村)、「沈香之事」(文政3年、大嶋の深山で沈香の大木が発見された件)、「朝鮮大人参」(薩摩で栽培される朝鮮人参)、鹿児島藩主の一門と藩士の名家の一覧、島津家所蔵の宝物、「奇妙なるあんまの事」(鹿児島俊官橋瀬戸口に住む御家人肝付源之進の妻女、按摩の名手で治療実績を列記する)。 |
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