2000年12月13日(水)・20日(水)講義Note
異文化コミュニケーション(1・2)
1、はじめに
2、異文化コミュニケーションの歴史
3、Communication とは何か?
4、Communication Model
(1)
異文化コミュニケーションをなぜ学ばなくてはならないか?
1999年10月から2000年7月までの10ヶ月間、アメリカ合衆国California州Berkeleyに滞在した。そこでの生活を、一つの事例研究として提示したい。
(事例1)不動産屋のいない貸家探し
(事例2)学級名のないクラス
(事例3)多民族・多文化のコミュニティー
Point 1 :「たくさんの『ビックリ』」
Point 2:「Stereotypeからの脱却」
事例①誰にどのように挨拶するのか?
②朝食は誰とどのように何を食べるのか?
③どのような服を身につけて外出するのか?
④交通規則は何か?
⑤乗車マナーは?
⑥しかり方と誉められ方
⑦謝罪の仕方
⑧酒の飲み方など
Point3:「目に見える文化と目に見えない文化」
(2)異文化コミュニケーションの学習は、なぜ必要か?
1、外交官が海外任務に就くためのTraining Program――「異文化コミュニケーションは抽象的な文化人類学の概念を外交官訓練計画という実務に応用したもの」(Leeds Hurwitz、Notes in the history of intercultural
communication: The Foreign Service Institute and the mandate for intercultural
training. ”Quarterly Journal of Speech”76,262-281,1990)
2、海外に派遣された者が、Culture ShockやHomesickなどを理由として任地に不適応となり、中途帰国しなくてはならない場合、その経済的損失は莫大である。そこで効率的を重視する政府や企業などが、海外派遣者の適格性とその選考基準を立てるために、異文化コミュニケーションの研究に助成金を出し、活発な研究意欲を掻き立てた。
3、Business Manや留学生・平和部隊(Peace Corps)・NGOなどを対象とする訓練指標
4、外国での交渉術――相手と利害の対立で駆け引きするのではなく、双方の情報を正確に伝達することで、互いの利益を見つけ出すこと。(Fisher.R&Ury.W “Getting
to Yes”:Penguin,1981)
4、研修内容:①外国語、②現地の商業習慣、③現地の地理、④習慣、⑤法律(不文律も含む)、⑥医療サービス(民間医療も含む)、⑦教育システム、⑧治安、⑨交通システム、⑩異文化スキル、⑪異文化ストレス管理、⑫危機管理、⑬異文化コミュニケーション・スキル、⑭赴任前研修・現地研修・帰国後研修
(3) Communication とは何か?
(ア) International Communication
(イ) Interracial Communication
(ウ) Interethnic Communication
(エ) Intercultural Communication
Dance, F.E.X”The concept of Communication” ”Journal of communication”20,1970
1
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Symbols/Verbal/Speech
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Hoben(1954)
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2
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Understanding
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Andersen(1959)
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3
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Interaction/Relationship/Social Process
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Mead(1963)
|
4
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Reduction of Uncertainty
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Barnlund(1964)
|
5
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Process
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Berelson(1964)
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6
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Transfer/Transmission/Interchange
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Ayer(1955)
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7
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Linking/Binding
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Ruesch(1955)
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8
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Commonality
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Gode(1959)
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9
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Channel/Carrier/Means/Route
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10
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Replicating Memories
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Cartier&Harwood
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(4) Communication Model
Sender |
Message |
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Channel |
Receiver |
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