雨森先生之事
写本、美濃判1冊、全37丁、(雨森先生之事、大塔先生、古森先生、陶山先生、上川法眼、)
成立は、宝暦11年(1761)年2月以降
著者は古藤文隆か。
「〇先生ハ本ト近江ノ雨森村ノ郷土、親父不伝、雨森村ニハ雨森ヲ名乗ル家四五軒モ有之由、先生ノ弟ニ了華法師トテ盲者アリ。先生ト一所ニ御国ヘ被下、此人ノ墓モ倶ニ長寿院ニアリ、但長寿ノ左手ヒクミノ所ニアリ。雨森覚兵衛咄、
執匙ハ古森恭庵先生ニ御頼被成、
〇先生肖像、老若ノ二幅有之、御若年ノ像ハ松浦儀兵衛所持、御老年像ハ雨森家ニ近年所持、寛兵衛咄、
〇以前、江戸ニ而被召抱候節ハ廿人扶持、金子十表(俵か)、新知二百石、元禄二巳年被召抱、加増三十石、義誠公ノ御代ニ被仰付」
〇先生ト木下先生トノ往来ノ書状有之、(朱書)東五郎、誠清、字伯陽、号芳洲、先哲叢談云、平安人或云伊勢人、独言云、別号■斉院長、院長ハ朝鮮詞稽古逗留中之号、」
一、先生御年八十八、宝暦五乙亥歳正月六日巳上刻御卒去被成」
0 件のコメント:
コメントを投稿